「アンナ・ルイーズはこのような父の友人たちを<ひきがえる>(トード)と呼んだ。彼女自身はもちろんこの言葉を、<おべっか使い>(トーディ)の意味で用いていたのだ。」
彼がわたしたちの結婚にあえて反対しなかったのは、わたしという男に、彼の周辺に群がり、機嫌取りに汲々としている、いわゆる友人たちにたいする以上の軽侮感を持たなかっただけのことだ。
アンナ・ルイーズはこのような父の友人たちを<ひきがえる>(トード)と呼んだ。
それは彼女の英語知識の不正確による語尾のとり違いで、彼女自身はもちろんこの言葉を、<おべっか使い>(トーディ)の意味で用いていたのだ。私もやがては彼女に倣って、彼らを呼ぶのにこの名称を用いるようになった。
グレアム ・グリーン『ジュネーヴのドクター・フィッシャーあるいは爆弾パーティ』早川書房、1981
He didn't even bother to oppose our marriage, since he had no greater contempt for me than for his so-called friends who would always flock to him at a nod.
Anna-Luise called them 'Toads', her English not being perfect.
She meant,of course,toadies,but I soon adopted the title which she had given them.
Graham Greene "Doctor Fischer of Geneva or The bomb party" (1980)
"toady"の複数形が"toadies"。
英語原文に対して、和訳が長いが、これは仕方ないだろう。
今でも時々、こう呼ばれても仕方のない連中が現れることがある。
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